石油産業の生産プロセスは、有害な労働条件、生産現場や施設が専門の医療機関から遠く離れているといった課題を伴います。これらの要因により、従業員に対して適時かつ質の高い医療提供を確保することが義務付けられています。
適時の予防、健康的なライフスタイル、悪い習慣の改善は、健康を維持するために不可欠な条件です。
健康と安全は密接に関連した概念です。唯一の違いは、健康において「ゼロ(無病)」を達成することはできない点です。心臓発作がいつ起こるか、歯がいつ痛むか、持病がいつ悪化するかは誰にも分かりません。しかし、リスクを最小限に抑えることは可能です。
そして私たちの使命は、自身の健康に対して意識的に向き合うことの重要性を、すべての従業員に伝えることです。
2023年、油田の救護所を拠点として、45歳以上の従業員を対象とした「ヘルススクール」プロジェクトがスタートしました。
「ヘルススクール」設立の目的:
ヘルススクールでの学習により、行動的リスク要因(悪い習慣、食事、運動、ストレス管理)による健康への悪影響を軽減し、血圧のセルフチェック方法や自己扶助、悪化時や高血圧クリーゼ時の応急処置を習得することができます。また、患者(従業員)の健康に対する責任感を醸成し、健康増進への意欲や治療・医師の勧告の遵守を高めることができます。
講習は、当社の生産施設で総合的な医療サービスを提供している委託業者、株式会社「Medcom(メドコム)」の救急救命士によって行われます。
講習は5〜8人のグループで行われます。各回には情報提供資料と、従業員の能力や実践的スキルの向上を目的としたアクティブラーニングが含まれています。すべての講習は時間が計られており、明確な進行手順があります。講習の中で従業員は、主要な循環器疾患とそのリスク要因について学び、実践ではSCORE*チャートを用いて個別の心血管リスクレベルを判定する方法を学びます。
ヘルススクールの講習は定期的に開催されています。毎週、現場の従業員はさまざまなテーマの学習に招待され、身体活動にも参加しています。
従業員の健康を守ることは、会社の成功の鍵です。