私たちは請負会社に、ISO 45001の七つのステップに沿って86の書類を求めます。事前審査の質問票は5つの区分、42の評価項目、100点満点。見た目は立派です。
しかし、調査委員会に問われる前に自分へ向けておくべき正直な問いがあります。これで請負会社は安全になるのか、ということです。
なりません。書類が示すのは紙の上の仕組みです。マネジメントの成熟度は語りますが、明日の7時40分、標高+24メートルの高さで職長が「ほんの五分だ、ハーネスなしでもいける」と判断したときに何が起きるかは語りません。
事前審査が実際にもたらすもの:
示唆的な数字があります。重大リスクを抱える80社のうち、質問票を返してきたのは50社。三十社は何も送ってきませんでした。それも一つの答えであり、答えたのは請負会社自身です。
望ましくはありませんが、これはよくあることです。供給者が一社しかない、調達部門の決定、サービス市場の独占。その場合、事前審査は役割を変えます。もはやふるいではなく、リスクの地図です。それでも相手のどこに穴があるかは分かりますし、着工前に分かります。断る理由ではなく、育成計画と現場管理の強化のための要求仕様になるのです。
割高なのは書類のせいではありません。仕組みを維持しているから割高なのです。教育訓練、保護具、労働安全の担当者、校正済みの工具、健康診断。安い請負会社が節約したのは紙ではなく、そこです。価格差とは、あなたが前もって払うか、後で払うかの金額そのものです。後払いの形は、作業の停止、調査、区画の停止、そして遺族との対話です。
これは最も正直で、最も危険な言い分です。
「毎日ではない」と「安全」の違いは、前者が頻度の話で、後者が結果の話だという点にあります。墜落制止用器具を着けずに高所で作業しても、ほとんどの場合は何も起きません。そして一度だけ、起きます。頻度は私たちには操れません。操れるのは、その一度との間に人を隔てる防護の層をいくつ置くかです。
事前審査は扉であって、保証ではありません。本当の仕事はその向こうから始まります。
みなさんの会社では、事前審査は本当のふるいでしょうか、それとも誰もが通過する手続きでしょうか。