皆さん、こんにちは!HSE分野におけるプロジェクト管理に接する機会がますます増えています。この分野に関するウェビナー、コース、対面研修、記事は数多くありますが、HSEプロジェクトマネージャーである私から言わせれば、それらはすべて理論を反映しているに過ぎず、HSEにおけるAgile(アジャイル)モードの真の本質を捉えてはいません。
プロジェクトを管理するのは簡単ではありません。特に、準備やトレーニングなしに自発的に始めた場合はなおさらです。私自身の経験からも分かりますが、多くの人が実務の過程でプロジェクトマネージャーになります。そして、その過程ですべてを学んでいくのです。しかし、やり方も分からずに仕事に取り組むのは、率直に言ってあまり正しいことではありません。プロジェクトとは何か、誰が参加するのか、そして具体的にどのような作業で構成されているのか、一緒に紐解いていきましょう。
ちょっとした前書き – 難しい理屈抜きの基本概念
インターネットで調べると、次のようなことが分かります:
プロジェクトとは、当初から明確に定義された目標を持ち、その達成によってプロジェクトの完了が決定される、特定のシステムの期間限定の目的を持った変更のことです。これには、期限、成果、リスク、予算やリソースの支出範囲、および組織構造に関する規定の要件が伴います。
本質的に、プロジェクトとは特定の成果を目指す一連のタスク(必ずしも連続している必要はありません)の連鎖です。例えば、ソチ五輪に向けたスタジアムの建設はプロジェクトであり、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの製造開始もプロジェクトです。高齢者のコンピュータ・リテラシーを向上させることもプロジェクトですし、外国語を学ぶことも同様です。さらには、毎朝ランニングをする習慣を身につけることさえ、プロジェクトとして捉えることができます。
つまり、プロジェクトとは、時間と予算が限られており、独自性があり、特定の成果を持つあらゆる活動のことです。特に強調したいのは「独自性」です。例えば、管理職や専門職に労働安全規則を教育することはプロジェクトではありません。これは誰もが行っていることだからです(本当に全員です)。一方で、現場巡視の実施やリスク管理手法(例えば「リスクハンティング」など)の適用に関する実践的なトレーニングを含む「若手リーダー塾」を立ち上げることは、プロジェクトと言えます。
また、プロセスとプロジェクトを区別することも重要です。個人用保護具(PPE)の支給はプロセスですが、選択肢を持たせたPPE支給形式への変更はプロジェクトです。ユーザーサポートはプロセスですが、事務職の大半をリモートワークに移行させるのはプロジェクトです。HBI(熱間成形鉄)の製造はプロセスですが、新しいラインの稼働開始はプロジェクトです。興味深いことに、社内のプロセスを見直し、変更することもプロジェクトになり得ます。先ほどの教育の例がそれにあたります。
Metalloinvest(メタルインベスト)とHSEプロジェクトの例では、企業の生産活動へのリスク管理システムの導入が挙げられます。なぜでしょうか?それは、安全文化(生産文化)を向上させ、その直接的な結果として労働災害を減少させるための最も効果的なメカニズムだからです。
続きは次回の記事で。